先日、祖母が亡くなりました。87歳でした。
祖父母の中でも、1番優しくしてくれた、気にかけてくれた祖母でした。
私が祖母にとっての初孫だったからか、何歳になって私が会いに行くとお小遣いをくれるような人でした。
2年ぶりの祖母との再会
10月末から一時帰国をしていました。そのタイミングに合わせて施設にいる祖母に会いに行くため、予約を取ってもらっていました。
結婚手続きのために帰国した際に会った以来だったので、約2年ぶりの再会でした。
両親から事前に、聞こえてはいると思うけど言葉が出てこないのか、ちゃんとした会話にはならないから驚かないように、と言われていました。
それで会いに行った当日、元々は施設の玄関あたりまで車椅子で降りてきてくれる想定でしたが、体力が落ちて難しいってことで、病室のすぐ手前へ。
ベッドに乗せられたまま運ばれてきての面会になりました。
ベッドの上の祖母は、自分の記憶してた祖母とはだいぶ様子が変わっていました。
一応意識はあるようでしたが目が開けられず、会話なんて全然できない感じ。
もしかしたら年内にもう一度帰国しないといけないなと感じた瞬間でした。
そして、2週間前にも面会に来ていた両親も、突然完全に寝たきりになってしまった祖母をみて、すごく驚いていました。
私を待っていたかのような祖母
祖母にあった翌日、通常通り実家で過ごしていて、夕方に父から、これを…と差し出されたものがありました。
祖父母は今年2月にほぼ同じタイミングで施設に入っており、もう家に戻ってくるのは難しそうだということで、自宅の整理を両親が少しずつ進めていました。
その中で、祖母が用意してくれた私への結婚のお祝儀が見つかったのです。
実は両親は、それを面会の時に祖母に渡し、私に直接渡せるようにと面会の場を設定してくれたようでした。
でもそれは叶わず、父が手渡してくれたのです。
それを受け取った2〜3時間後、祖母の急逝の電話がきました。。
すごく自分中心の考え方ですが、私を待っていたのかなと思えるようなタイミングで、私も本当に会えてよかったです。
お通夜とお葬式
不幸中の幸いにも一時帰国中だったため、飛行機の帰りのチケットを取り直すだけで調整ができました。
喪服も実家に置いてあり、ちょっとした小物を買い足す程度で対応できました。
式の段取りは業者さんがささーっと上手に対応してくれたようで、本当に小規模の家族葬でしたが、しっかりと見送ることができました。
祖母がくれた姉弟の時間
私は弟が2人います。1人は実家にいるので帰国するたびに会いますが、もう1人は家を出てるのでなかなか会えません。
しかも実家に余ってるベッドは1つしかなく、お互いが被らないように帰省してるので、本当に会えないんです😂
仲は悪くはないですが、普段連絡はしないので、お互いのことをよく知らない状況w
家を出た弟は、結局私は東京にいるのか海外に住んでるのかすら知らなかったようです🤣
ですが、今回は姉弟3人が久しぶりに集まり、1番下の弟が運転する車に乗って会場に向かいました。
そんなに長くはない道中ですが、お互い近況報告をして、気になってることを聞いたり答えたりできたいい時間でした。
お互いに大人になってからこんなに話したのはほぼ初めてだと思います。
おばあちゃんがくれたいい時間でした♡
海外に住む難しさ
私は韓国に住んでいるので、すごく帰りやすい方だとは思います。
それでも事前にしっかり準備して、ドアtoドア8〜9時間かかるので、身内に何かあった時すぐに帰るのは難しいよなと改めて実感しました。
祖母をしっかりお見送りできたのは幸運なことでした。
本当にこんな急なことはないことを祈っていますが、まだ生きている祖父母が2人いますし、両親も歳をとってきたなと最近感じるので、気になることはあります。
今回のことで、正直いつかは日本にまた戻りたいなと思いました。